アコムの利息おかしい原因は？知恵袋のケースで見る計算例

消費者金融のアコムを利用している中で、利息がおかしい、返しても元金が減らないと感じる方は少なくありません。

そう感じる人の多くは返済方式や利息の仕組みを十分に理解していないことが原因であり、中には本当に見直しや対応が必要なケースも存在します。

本記事では、アコムの利息がおかしいと感じる理由や知恵袋での実際の相談事例をもとに、仕組みを分かりやすく解説します。

アコムの利息がおかしい！知恵袋のケース<1>

なぜ利息が毎月13,000円もかかるのか？

アコムの利息は「借入残高 × 年利 ÷ 365日 × 借入日数」で計算されます。

例えば、お借入残高が90万円で年利18%の場合、1ヶ月（30日間）の利息は以下のように計算されます。

つまり、毎月13,000円程度の利息は 計算上は妥当 な金額です。

利息ばかり払って元金が減らない理由

毎月13,000円しか支払っていない場合、それは ほぼすべてが利息の支払い にあてられており、元金（借金の本体）はほとんど減っていない 状態です。

この状態を続けていると、いつまでも返済が終わらず、利息だけを払っているような感覚になります。実際、元金が減らないため、翌月も同じように高い利息が発生します。

アコムの利息がおかしい！知恵袋のケース<2>

利息が「50%」ではない理由

年利18％であれば月の利息が50%になることはありません。

ここで重要なのは、年利18%とは1年にかかる利息のことであり、月利（1ヶ月あたり）にすると約1.5%程度になります。

これは、1ヶ月に発生するおおよその利息です。
利息は正しく年利18%の範囲内で発生しているということです。

なぜ利息が50%のように見えるのか？

• 月の返済額：15,000円
• そのうち利息：約7,377円
• 元金返済分：15,000円 − 7,377円 = 約7,623円

つまり、元金を減らすために使われているのは半分程度。これを見て「利息が50%も取られている」と錯覚してしまうわけです。

アコムの利息が利息がおかしい時にすべきこと

アコムなどの消費者金融を利用している中で、「利息が高すぎるのでは？」「これでは永遠に終わらない」と感じる方は少なくありません。しかし、ただ漠然と支払いを続けていても問題は解決しません。ここでは、利息に疑問や不安を感じている方が取るべき具体的な対策について解説します。

借金に関する相談・減額診断をする

まず最初に行うべきは、自分の借入状況を正確に把握することです。複数の借入先がある場合は特に、全体の残高・金利・返済額を整理することが重要です。

現在では、無料の借金減額診断サービスも多く提供されており、簡単な質問に答えるだけで「借金が減る可能性があるか」「過払い金が発生しているか」をチェックすることができます。

この段階で、適切なアドバイスを得ることができれば、無駄な利息支払いを回避し、今後の返済計画を立てる大きな助けとなります。

任意整理で利息を減らす

任意整理は、弁護士や司法書士を通じて貸金業者と直接交渉し、将来の利息をカットした上で、元金だけを分割返済する方法です。

アコムとの任意整理を行った場合

• これから発生する利息をカット
• 月々の返済額を調整（無理のない金額に設定）
• 原則3〜5年で完済を目指す

という内容で和解することが多く、実質的な負担が大幅に軽減されます。

返済能力はあるものの、利息ばかりの返済で借金がいつまで経っても減らないという人に向いている手続きです。

個人再生で元金を減らす

任意整理よりもさらに踏み込んだ手続きが個人再生です。
これは裁判所を通じて行う法的な債務整理で、以下のようなメリットがあります。

• 借金を最大1/5まで圧縮できる（例：500万円 → 100万円）
• 原則3年間で分割返済
• 住宅ローンはそのまま残すことも可能（住宅資金特別条項）

アコムを含む複数の借金があり、返済が非常に厳しい場合には、個人再生を利用することで生活の再建が現実的になります。

ただし、手続きは複雑で時間もかかるため、弁護士への相談が不可欠です。

個人再生は最低100万円の返済が必要になるので100万円以下の借金には有効ではありません。