返済代行とは?詐欺?知恵袋で間違った認識を正しく解説

借金返済に関する広告で「返済代行」という言葉を見かけることが増えてきましたが、本当に代わりに返済してくれるのか、怪しさを感じて不安になる方も少なくありません。
特に、ネットのQ&Aサイトなどでは「返済代行って詐欺じゃないの?」という投稿も多く、実態が分かりにくいのが現状です。
返済代行の正体と仕組み、メリットとデメリットについて解説していきます。
返済代行とは?知恵袋で間違った認識
よく広告で返済代行の動画を
Yahoo知恵袋
見かけるのですがあれって詐欺ですか?
本当に代行してくれるのですか?
そもそも”返済代行”の認識違い
知恵袋の回答の多くでも「怪しいと思うようなものはあなたの直感が働いてる訳ですからやらない方が良いですよ。 そんなうまい話ありませんから。」といった、まるで借金を肩代わりしてくれるような広告に見えているようです。

しかし、実際は借金を肩代わりするサービスではなく、ここでいう”返済代行とは”弁護士や司法書士による債務整理の広告になります。
返済代行とは?
返済代行とは、借金問題の解決手段の一つである任意整理を専門家に依頼した場合に利用できる仕組みのひとつです。これは、依頼者が毎月まとめて返済金を支払い、それを専門家が各債権者へ振り分けて送金するというものです。
ただし、広告で見かけたからといって安易に飛びつくのは危険で、実際に対応しているかどうか、また費用やサポート体制がしっかりしているかどうかをきちんと確認する必要があります。
返済代行という言葉は、広告で使われることがほとんどなかった用語で、2025年から流行が始まりました。元は個人融資(闇金)がSNSでお金を困っている人を釣るのに使われていました。
任意整理における返済代行とは
返済代行は、任意整理の手続きが完了し、債権者と分割返済の合意が成立した後に利用できるサービスです。
これは、弁護士事務所や司法書士事務所が依頼者に代わって返済金を管理し、和解条件に基づいて債権者ごとに金額を振り分けて送金するという仕組みです。このような方法により、依頼者は煩雑な振込作業から解放され、返済漏れの心配がなくなります。
事務所に返済代行を依頼するメリット
- 複数返済が1カ所に済むから入金漏れがない
- 督促などの連絡が事務所で止まるから家族や会社に借金がバレない
- 郵便物等は事務所に届く
- 滞納しても1回は融通が利く

代行してもらうメリットはおまとめローンよりもメリットが大きいです
デメリットと注意点
返済代行を利用する場合、毎月の入金手数料が発生します。
この手数料は返済先の件数に応じて加算されるため、返済期間が長引くと総額が高くなる傾向があります。たとえば、数社にわたる債務を数年間かけて返済する場合、その累計金額は数万円に達することもあります。
ただし、任意整理をおこなっているので利息返済を自分で行うよりも総返済額は安くなります。

そもそも、まともな事務所であれば、返済代行という広告は出しません
本当に借金を減らしたい、早く完済したいと思うのであれば、返済代行という広告を出さずに、きちんと債務整理の案内をしている法律事務所に相談するべきです。





